どこかで聞いたことあるようなタイトルですが、
陸上競技には数字の壁が存在します。
・100mの10秒台
他人に与える印象も変わりますが、
自分の感じ方も変わると思います。
今回は、〇〇切りの中で少し印象が変わる
5000mの17分切り=16分台について書きたいと思います。
きっかけは10000mのペース走を↓↓で行うことができたからです。
~5000m:3分28秒
~6000m:3分23秒
~8000m:3分15秒
~10000m:3分12秒
5000m:17分20秒
10000m:33分37秒(16分17秒)
【数字の感じ方】
本当は、
11秒00、10秒99、11秒01も
同じ0秒01の差でしかありません。
ですが、一番自分の感じ方が変わってくると思います。
数字の壁は自分が作っているんです。
陸上競技ではこの0秒01も非常に重要で、標準記録を突破しないと出場できないレースもあるので、
大事にすることが重要です。
ちなみに、最も自分の印象が変わったのは
・800mの2分00秒切り
・1000mの2分40秒切り です。
この2つに関しては、タイムを出したときは超嬉しかったです。
社会人になって、
2000mで6分切ったり、3000mで9分切ったときも
「嬉しい」よりも「ホッと」したという気持ちの方が強かったです。
5000mの14分台突入は嬉しくてホッとしました。
ホッと安心したのも、自分の考え方が間違っていないと確信できたからです。
【〇〇切りの仕方】
800mで2分00秒切りするときも、
1000mで2分40秒切りするのも、
重要なのはそのペースをどう感じるかです。
800mの練習では600mのレぺテーションを行います。
800mを2分00秒は400mを60秒、600mを90秒で走る必要があります。
600mを90秒で走れないのに800mで2分は切れません。
イメージとしては600mのスピードを上げて余裕を作る必要があります。
800mの練習で(600m+200m)×〇セット(休息:60秒)という練習が一般的です。
このとき、600mと200mを合わせた時間が2分を切っていかなければなりません。
600mを85秒~87秒で走りつつ、200mを30秒切って走れれば2分切りが見えてきます。
つまり、一番大事なことは
レースペースよりも速いペースで走ることに慣れる
ことです。
800mで2分を切りたいときに、
400mを走るときに60秒かかってしまうのか、59秒99で走ることに拘ることができるかです。
600mも同じです。89秒99で走ることに拘ることが大事です。
【5000mで16分台を出す】
では、5000mで結果を出すためには、
まず目標としているペースに慣れることです。
1000mを3分24秒のペースで5000mを走れば17分00秒です。
ジョグでもインターバルでも、1000mのペースを3分20秒~3分30秒を意識する必要があります。
1000mのインターバルを5本近く行うときは、
3分20秒を狙って行う必要があります。
16分を出すのに必要な能力は、
・1000m:3分00秒をいつでも切れるスピード
・10㎞のペース走を3分30秒~3分40秒/㎞のスピードで走れる体力
が必要です。
もしくは、ペース走などは後半からペースを上げてビルドアップしていって、
3分30秒/㎞を切る感覚を身に付けると良いと思います。
基本的には、3分40秒/㎞のペースで長い距離を走るようにして、
その日の調子によっては楽に感じることもあると思うので、
その時は、存分にペースを上げてチャレンジしていきましょう。
個人的に思うのは、
5000mの17分切りはペース走のペースを上げるだけで
出せると思います。
早く17分切りを達成したい場合は、スピード練習を増やしましょう!
【練習案】
・10000mペース走:3分30秒~3分40秒/㎞
・1000mのインターバル 5本 3分20秒(400mjog)
・1000mのレぺテーション 3本 3分07秒(600~1000mjog)
この練習に慣れてきたら、インターバルを1600mまで増やしたり、
ペース走はビルドアップ、インターバルはラスト2本からペースを上げましょう。
レぺテーションのペースを上げることができれば、もっと楽に16分台が出せるようになります。
【おすすめのシューズ】
◆しっかりスピードを出したいなら 県大会前の地区予選でも
※青山学院大学推奨シューズ
◆安全に走りたいなら/15分台を目指すなら JAPAN BOOSTで16分台
※マラソンで世界記録(過去)を出したシューズと同じモデル
※参考にした書籍(Amazonリンク)
・ランニングとトレーニングの基礎知識を把握できる
・自分の走力や目標に合わせた練習メニューの組み立て、ペース設定ができる
・練習の目的を理解できるため、練習の効率が上がる
モチベーションが下がったときにもおすすめです。
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